さてさて今日もすっかり暮れて東京三鷹は土曜日の夜…と、そんな日に届いた訃報は、ワタクシにまたある意味ひとつの昭和の終わりを思わせるものでもありまして…今夜の日替わりにお持ち帰りも!

さてさて今日もすっかり暮れて東京三鷹…いや、さっき下の黒板を書きに下りたんですけど、えぇ、三鷹駅南口中央通り上空の空の色がじんわりと暮れなずんでいく…そのかんじ…今日一日がとてもすてきな秋の土曜日だったんだなぁとを物語っているようでもありましたが、えぇ、当店お昼時は週末らしい大忙し…満席ペースで後半はたくさんのお客さんをお断りせざるを得なかったとスタッフから聞いておりまして、いや、本当に申し訳ありませんでした…よろしかったらまたよろしくお願いします。

ところでところで。
そんな本日ワタクシにとって悲しかったニュースというとこちらです。

あー、ワタクシ特に格闘技とかプロレスのファンというわけではなかったんですけど、小さい頃はやっぱりプロレスブームだったりもしましたし、母方のおばあちゃんが新日本プロレスがメッポウ好きだったよなぁとか、たった今突然思い出したりするのだけれど(笑)、いや、ワタクシ子供の頃から運動神経が全然なくてひょろりとひ弱なオトコノコでしたから(苦笑)、世の中の子供達と同じようにリングの中のアントニオ猪木はやっぱりメッポウ強くてカッコよなぁ(笑)。

と、ファンとしてはそんな程度ではありましたが…お店をはじめてから…はじめてギックリ腰になっちゃったという、そんなひょんなタイミングで彼の自伝を読んでみたりして…

いや、これがまた本当に面白い本で…子供の頃にはもうすでに日本を代表するレスラーだったアントニオ猪木は…実は子供の頃家族とブラジルに移民して、どん底の貧乏はハードな時代を過ごし…力道山にスカウトされて日本に戻ってレスラーの道へ、あれこれありつつも着々と力をつけて…でもスターになればなるほど失敗に嫉妬に信頼する人の裏切りとか巨額の負債とか女性関係とか起業家とか政治家とか詩人とか(笑)…ひとりのプロレスラーの人生とは思えない雑多な興味関心に行動力…うまくいったこともダメだったことも、あまりに面白く魅力的な男の人生はなんだかんだで

実に誠実なエピソードにあふれているのであります。

ホントバカ正直と言っても過言でないくらい…あぁつくづく佳いヒトだったんだだろうなぁと…でもその正直の正面突破の正攻法だからこそ、日本国民にしろ各国政治家にしろ、ある意味ありとあらゆるヒトのココロを動かすことが出来たんだろうなぁとか納得せざるを得ないわけで、いや、そんな男がもうしばらく前から病床に伏せっているとは聞いていたし、番組なんかでも見たりしてきたから…そう長くはないんだろうなぁとは思ってたのだけれど、こうして訃報が届いて思うのは…あぁ、これもまたハチャメチャでエネルギッシュだった

ひとつの昭和の終わりなのだろうなぁ。

なんてことも感じつつ…近々またもう一回自伝読んでみるか?(古本に出してないよね?)なんてことも思いつつ土曜日の夜。

今夜もおいしいごはんは日替わりに、もちろんお持ち帰りも!

夜のお料理。

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