心の師匠のお店にご挨拶に…20年前に野崎さんの本「美味しい方程式」で料理とは何か、その基本を読み込んで勉強した私にとって、料理の味の先生は母、その作り方を理論立てて教えてくれたのは野崎師匠、心の師匠と思ってお店をやってきた。5年前に初めてお店に伺い、お会いしてから、どういうわけかとてもよくしてくださり、ウチのお店にもご飯を食べにきてくれた、器の大きな師匠。お店に伺うたびいろんなお土産を持たせてくれたり、周年のお祝いを送ってくださったり、新刊を送ってくださったり…このご恩はとうてい1回や2回食べに行くくらいでは返せない。むしろ行くたびにご恩をいただいている気がする。今年で勇退します、との知らせ、慌てて予約したら「その日はいないから月曜日どうですか?」とケータイに電話がかかってきた時の驚き、伺うとちゃめっけたっぷりに「やっぱりお二人に会うと元気が出るねえ!」と迎えてくださる有り難さ。これからも映画の助っ人やら海外に行ったり忙しくされて3月までスケジュールいっぱい、お店からの勇退を決めてむしろ忙しくなっておられる、頼もしい古希の師匠。これからも尊敬し続けます。私も20年後あんなに溌剌としていられるかしら?
お店の料理長はいつも笑顔が素敵な岡田さんに任せておられる、岡田さんがまた素敵なんだよな。素敵な奥様と一緒にこれまたウチのお店にご飯を食べにきてくれたことがある、こういう心意気は師匠から脈々と受け継がれていくのだろう。
いつも、こーゆーの食べたかった!という美味しいものが食べられる。また伺おう。できればスタッフも連れて。