お休み読書、訳編・星泉さん、絵・蔵西さんによる「チベットのむかしばなし しかばねの物語」読了。
アラビアン・ナイトのように登場人物のしかばねが次々と物語を語る形式が面白い。しかばねを捕まえて連れて帰らねばならないデチュー・サンボが、口を聞いてはならないのに、ついついしかばねの話に最後のところでツッコミを入れてしまう気持ち、よく分かる話によっては、ホントそこハッキリさせて欲しいわーってとこにツッコミ入れるデチュー・サンボ、ミッション失敗しすぎだけど根気強さは素晴らしい 笑。
そこかしこに出てくるチベットならではのことわざや比喩が面白い。お話の大筋は日本の昔話にも世界の昔話にも共通するものがあるんだな、人間ってしあわせとか善悪の概念がそんなに違わないものなんだな、と思ったり。面白く読み終わった。紹介してくれた友人、山ちゃんこと山本高樹さん、ありがと、読んだよー!